【氷見の道神社拝殿】

市指定文化財 建造物

*石動山天平寺の遺構*
灘浦地区から石動山への登り口の一つである中田地内に、道神社がある。道神社の拝殿は、世間一般の神社に見られる流造や神明造の形とは異なり、一風変わった印象を受ける。
明治5年(1872)の神仏分離令によって石動山天平寺は経営が成り立たなくなり、社僧の多くは離散、還俗した。天平寺の堂宇も一部を残し大半は転売されたが、その時、開山堂を買い受け拝殿として移築したものである。
建造年代は、享和元年(1801)で、加賀藩から保護を受けていた地元大窪の堂宮大工集団の手によって建てられた。

【参考文献】氷見の観光 氷見の指定文化財より


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